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MisiiN 2nd BIRTHDAY LIVE Live report 公開!

2024.05.13

MisiiN 2nd BIRTHDAY LIVE Live report 
by MisiiN ver. 

photo : Kana Tarumi 垂水佳菜

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「かっこつけずに全てを曝け出してみたからこそ見えた、めちゃくちゃハートフルで最高な景色」
written by nagoho (MisiiN) / photo selected by Misii (MisiiN)




MisiiNが2024年5月7日、
渋谷wwwにて2nd バースデイライブ "omedetou arigatou" を開催した。その様子を、非公式ライブレポート(written by MisiiN メンバー編)としてお届けする。
(因みに今回のライブレポートは 【公式レポート・avex A&R編】* 【おまゆマネ編】【メンバー編】の3本立てでお届けする。)


本公演は、2022年に結成したアーティストデュオMisiiNの、2歳の誕生日をお祝いするパーティライブとして開催された。

ライブの準備が本格化したのは、2024年の始まり頃。

MisiiNというのは、音楽のアーティストデュオであるにも関わらず、なぜかゆるーいおしゃべり配信を毎日続ける稀有なアーティストだ。そんなゆるゆる配信を見ていた関係者から、とある言葉をかけられた。 「ライブで見るMisiiNと、配信で見るMisiiN、SNSコンテンツとして上がってるMisiiN、音楽としてのMisiiN、全部キャラクター違うよね、」

ギクっと、した。

薄々気づいてはいたのだ、
ライブステージ上ではカッコつけようと必死なのに、
毎日配信では、その素を隠しきれず、カッコつかず、
リスナーの皆さまから突っ込まれる始末。


音楽作品は、心の内側を覗くような、陰陽でいえば "陰" の作品が多いのに対し、実際お喋りしだすとスーパーうるさい。大爆笑、かと思えばすぐ大号泣する。

だからこそ、2人は考えた。
「ステージ上でもかっこつけず、このままの姿でいたら、どんなライブになるんだろうか。」

これまで大事にして来たメッセージ性も、複雑な機材も、小難しいことは全て削り落として、観に来てくれるみんなと、シンプルに音楽を心底楽しみたい。その事だけに集中し、セトリ選考、演出構成、映像制作と準備をした。

そして迎えたライブ当日。
その強い想いは、開幕と同時にオーディエンスにも伝播したようだった。


コミカルに描かれたオープニング動画に続き、メイン楽曲である『Happy birthday🎂(cover)』の楽曲に乗せ、
奇妙な動きでnagohoが登場。想定通り、お客様の大失笑を頂戴し、ステージは幕開けした。





ワクワクとドキドキが入り混じりながら始まった1曲目『LETGO』。
MisiiNのSNSで幾度も見て来た、「どう、生きてく?」と描かれた旗と共に登場するMisiiは、nagohoとは違い、かっこいい、以外の何者でもなかった。堂々と掲げられ、ゆらめく旗を見ながら、誰しもが高揚した面持ちだった。

『MY AGE IS FIRE』『NURTURE ME』『BABABADCYCLE』とアガる曲の連続に、早くも開場は熱気に包まれた。(想定通り!ヨシッ!!!!)
ホクホクした状態で1発目のMCを挟み、さらに『NEVERLAND』『TERRIBLE KID』で会場を盛り上げた後は、Misiiのソロ時代の楽曲『no more hidden' ne』でぶち上がり状態に。懐かしい楽曲に、会場からは歓声も聴こえた。





MisiiNのテーマである "be the you" に触れつつも、
映画 "カモンカモン" がきっかけで爆誕した楽曲 『i'm ok』に関する制作秘話に、オーディエンスは静かに耳を傾けた。

「"i'm ok" じゃない時に、"i'm not ok" と、安心して言える事。 "i'm not ok" と、安心して言えるからこそ、 "i'm ok" になり、また前に進むことができる。この先も、幾度と迎えるであろう "i'm not ok" な夜に、あなたが "i'm ok" になれることを祈って歌います」先程までの、はしゃいだ姿とは裏腹に、うるっ涙を滲ませるオーディエンス。やはり一人一人、いろんな夜があるよな🫂と感じる瞬間だった。





そして女神降臨、今回のゲストであるダンサーのHagriの登場だ。圧倒的な存在感を纏い、一気に鳥肌が立つ。『buy me love』いつ瞬きをすれば良いのかもわからないほど、ただただ美しく、強く、激しい、言葉には形容し難い時間が、私たちをも掻き乱した。

そこから、『tegami』『夜は(acoustic ver)』『Like the Moon(acoustic ver: nagohoソロ時代の楽曲)でひとしきりしんみり、ジーンっと過ごした後は、『fall』で一気に熱量を上げていった。2人とオーディエンスの間にはもう何の壁もなく、それぞれに溶け合っている気がした。
最後のMCを挟み、ラストスパート。




安定のnagohoによるMisiiへのだる絡み『kiss is an art』に続き、『How do you know』『wanna be me』で、最後のエネルギーを使い果たす。

と、思いきやアンコール。
光るトカゲくんと共に登場したnagohoは、すぐさまMisiiに突っ込まれる。(すみっコぐらしとお仕事したいです!!!させてください!!!!)
ライブでしか聴けない幻の楽曲『"i love you" needs you』では、平和を願い、あなたの幸せを心から歌い上げた。
極め付けは、新生の星(新曲)『YATTAAMAN』のお披露目である。喜怒哀楽、どんな感情をも肯定してくれる、スーパーヒーロー。YATTAAMANの正体は紛れもなく、わたしであり、あなたなのである。イントロからみんな、ニヤニヤが止まらない様子だ。会場が再び爆上がりし、背景では2人の顔がコラージュされた映像が、愛おしく踊っていた。(自画自賛爆)





最後は安定の『Golden Orange』でフィニッシュ。
会場全体が、温かすぎる拍手に包まれた。
とにかく、しあわせな時間だった。

かっこつけないこと、は、正直すごく怖いことでもあった。それでも、かっこつけなかったからこそ、カッコつかないからこそ、みんなのありのままも、もっと素直に抱きしめられた気がした。

もう2歳?まだ2歳?
錯覚するほどに濃い時間を、ひとり、またひとりと出会わせていただいたみんなと、この2年間積み重ねてきたのだと実感した瞬間。
やっとここまで来た、と思える、MisiiNらしい最高のライブでありながらも、まだまだここから、見たい景色がたくさんあるぞと、気合いをもらえるライブだった。





arigatou、arigatou、arigatou!!!
9月からは、全国10ヵ所を巡るJAPAN TOURを開催。次はどんな景色を見せてくれるのか、目が離せない。


ライター : nagoho(MisiiN)
5/7 "omedetou arigatou" セットリスト/プレイリスト Spotify限定公開中!


【公式レポート・avex A&R編】はこちら*  



【MisiiN JAPAN TOUR 2024】

・9/1 (日) 名古屋 ell. SIZE
 open 17:30 / start 18:00

・9/7 (土) 大阪 梅田 Shangri-La
 open 17:30 / start 18:00

・9/8 (日) 京都 磔磔(たくたく)
 open 17:30 / start 18:00

・9/14 (土) 金沢 金沢AZ
 open 17:30 / start 18:00

・9/15 (日) 富山 SoulPower
 open 17:30 / start 18:00

・10/13 (日) 仙台ROCKATERIA
 open 17:30 / start 18:00

・10/18 (金) 宮崎 LAZARUS
 open 18:30 / start 19:00

・10/19 (土) 福岡 ROOMS
 open 17:30 / start 18:00

・10/27 (日) 岡山 YEBISU YA PRO
 open 17:30 / start 18:00

・11/5(火)東京 LIQUIDROOM [FINAL]
 open 18:45 / start 19:30


ツアー詳細 / Tour details : https://misiin.fanpla.jp/news/detail/22546

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